経営者のキモチ① 有限会社 ナラキヤン代表 中山久美子さん ‐後編

有限会社ナヤキラン代表 中山久美子さんのインタビューの後篇です。中山先生はもともと小さいころから体がとても弱くて寝たり起きたりの生活だったのですが、お母様の死をきっかけに、本気で元気になろうと決心されました。体を丈夫にしたくて、自宅から通えるところのヨガを探して通い始めたのが、たまたまクンダリーニヨガでした。最初は歩く体力もなくタクシーで通っていたのが、一年余りで元気になり憧れのOLに。その後ネパールに行き、立ち上げたナラキヤンの事業と並行してヨガの先生を徐々に始めらました。

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Q:今はヨガ教室に軸足が移っているんですね。

中山:2009年に、クンダリーニヨガの認定ティーチャーコースを主催したんだけど、準備に時間が圧倒的に取られる。アメリカから先生を呼んで、仮に生徒が50人~100人来たら、何らかの私の収入があると思うんだけど、生徒十数人で先生を呼んできてやると、経費だけで消えてしまう。円高になったから差額で何とか先生への支払いできたの。でも2011年までに絶対にティーチャーを増やしたいという私の目的があったから。

Q:まず目的ありきなんですね。自分の目的・したいことを明確に、意識しないと行動できないです。

中山:もしお金が目的だったらなら、お小遣い程度なのか、豪邸建てるくらいなのか、目的をはっきりしないと。私の目的はお金ではない。自分の人生として考えると、やりたいことをやっている。皆が安心して食べれるお菓子を食べたいと思ったら、造って売る。ただ、他の人に製作と販売を頼んだので、作れば作るほど赤字になっちゃった(笑)。両方にお給料払わなきゃならないし。売れれば売れるほどコストが高くなる。材料がすごくいいと、商売にはならない、ということがわかった(笑)。最初に考えればわかるんだけど、先に行動してしまうの。借金を増やしてしまうのが辛いけど、でもあんまり悩んでない(笑)。やりたいと思ったことはすべてやってきたから悔いない。これが起業の醍醐味。私一人だから、心配ないの。自己満足の世界。やるプロセスが楽しい。雑貨屋をした時は、こんなお店見たことないって言って、遠方から来てくれる。タイマッサージ、セラピー、インドから仕入れた商品を売る雑貨屋、全部珍しい。やることがいつも10年前早すぎるって言われる。

Q:ヨガ教室のきっかけは。

中山:私が教室を始めたいと思った頃、助けてあげましょうって人があらわれたのよ。ヨガにまつわる健康療法に詳しい人で、ワークショップをしてあげましょう、って。当時あまりヒーリングとか知られてなかった、18・9年前だけど。この方も私と同じティーチャーコースにいて、ずっとハタヨガの先生やってらして、「あなた面白いから手伝ってあげるよ」て声をかけてくれた。始めは、友達に口コミで20人くらい集めて1人2000円で、その方の交通費、会場費出して準備したの。ヒーリングセミナーて名前をつけて、月1か2月に1回くらい。人を集めて、口コミで広がっていって200人以上のメンバーになったの。当時メールもなくって手紙で案内した。絵がかける子に描いて貰って、パンフレット作って、友達に送って。10人の1人くらいの割合で申し込みがあって。次にポラリティセラピーやったり。で、その前座でヨガ教室やらせてもらって、プラス500円くらいでついでに受けてくれるの。クンダリーニヨガは珍しかったから、ついでに受けてもいいよ、良かったからまた受けようか、友達が肩こりあるから紹介するわ。そういうのをヨガ教室との2本立てに3年間やって、ナラキヤンもあるから趣味でやっていた。

Q:ヨガの先生も長く続けていらっしゃいますが、ヨガの先生として、うまくやってける人てどういう方でしょう?

中山:私がティーチャーコースを受けた当時、20人ぐらいいて、その中でやっている人は、1人いるかいないか。最初から仕事としてやりたい人、習うのが楽しくて来てる人、自分が癒されたくて来てる人、目的は皆いろいろ。さらに仕事でやりたくても、先生も、向き不向きがある。向いた人にしか生徒がきてくれない。先生になる人が、モデルのような人なら、あんな風にきれいになりたい、って生徒さんが通ってくる、皆きれいで頭良くて教えるがのうまい。その中で私はデブでチビそこでやれてるっていうのは、ありがたい。私のクンダリーニヨガは、もともとの(ヨギ・バジャンの)教えが良かったから。浄化されて美しくなる、エネルギーが変化して幸せをつかむ。

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Q:でもきれいで頭良くて教えるのうまくてもうまく行かない人もいますよね。スキルだけじゃないっていうか、先生にとっての向き・不向きって何でしょう?

中山:来てくれた人がその時にどれだけ満足してくれるか、かしら。教室に来てくれる、お月謝も払う、いろんな希望をもってくる。元気になりたい、肩こり取りたい、ストレスから開放されたい、きれいになりたい、わざわざ時間費やして来てくれた人の満足と、その人の良さを伸ばしていってあげる。今たくさんの先生がいて生徒さんは選べるでしょ。教室を作るのは、起業とまったく同じ。需要も今はあまりないし。自分でプロデュースできるかどうか。今は先生なんてたくさんいるから、どう差異化していけるか。雑貨屋を始めた当時も、ずっと「私もやりたいわ」って言ってるだけの人もいたの。でも、やらないで見ているだけの夢もありだと思う。これが向き、不向きかもしれないわね。「お店やってていいね」って言ってる人も自分でやってみると、「こんな大変なの、仕入れもして、値札もつけて、お客さん接客して、お店も掃除なんて、1人で、こんなにたくさんできないわ」って言う人もいるでしょう。結局会社で勤めてお給料をもらうのが一番楽なの、文句も言えるし。でも私は会社に毎日行く道に飽きちゃうの。いい会社だったから2年弱続いたけど、皆においしいお茶入れたり、ワープロ打ったりコピー取ったり、事務の補助は面白かったけど、そこに行く道が飽きちゃった、瞳孔開くくらい(笑)。

起業のココロエ!
1) まず明確な目的を持つこと。
先生の場合は、①海外と取り引きするための信用を作るため、会社を作ること、②2012年にクンダリーニヨガのティチャーを1人でも増やすため、ヨガ教室をやること、だった。そして目的を決めたら淡々とそれを淡々と果たす。
2)起業するには向き・不向きがある。続けられるか=お客さんが来てくれるかどうか、もまた向き不向きがある。やらないと気がすまない人が起業すれば良し。

interviewed by Noisette Takeuchi


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